大菩薩峠 完結編 大映/98分★★ 1961年(昭36)5月17日公開<カラー・ワイド> |
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脚本 | 衣笠貞之助 | 監督 | 森一生 | |||
撮影 | 本多省三 | 音楽 | 塚原哲夫 | |||
出演-市川雷蔵・中村玉緒・本郷功次郎・小林勝彦・近藤恵美子・島田竜三・阿井美千子・見明凡太郎・三田村元 |
三部作の完結編。 中村玉緒が再び別役で出演している。このシリーズ、一人三役である。また山本富士子演じていた役は、セリフは出てくるが出番は無し。 前二作ともに本郷功次郎との仇討ちがラストとなり、次作ではその後から始まる構成だったが、今回も決闘はお預け、「続・完結編」も作るのが可能なラストだ。 雷蔵は崖から滑ったり、谷から滑り落ちたりすると必ず女に助けられて、飲食不自由することもなく、己の煩悩に悩み、辻斬りして生活できる。原作はどうだか知らないが、構成自体はワンパターンの極み。三部作にするほどの原作なのだろうか。 ただ一つ、ラストの洪水シーンは見もの。濁流に流れていく屋根の上の雷蔵のカットは、大映美術スタッフの底力、最高峰の美術装置であった。 |
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