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好色一代男
大映/92分★★★★
1961年(昭36)3月21日公開<カラー・ワイド>
脚本 白坂依志夫 監督 増村保造
撮影 村井博 音楽 塚原哲夫
原作-井原西鶴
出演-市川雷蔵・若尾文子・中村玉緒・水谷良重・中村雁治郎・大辻伺郎・船越英二・浦路洋子
あらすじ(MovieWalker)

「濡れ髪牡丹」から約二ヶ月後に公開された。

雷蔵の喜劇調役柄を演じた映画の中でも「ぼんち」と並んで最高に面白い出来栄えとなった。

徹底的に女好きな人物を徹頭徹尾、演じきった雷蔵も見事だか、脚本の白坂依志夫、監督の増村保造の創作意識の志が気高い。武士社会へのアンチテーゼとしての哄笑喜劇となっている。

本作は京都ではなく大映東京の作品となっている。
京都作品とはどことなく色合いが違い、ロングカットが少なく、バストサイズの絵が多い。また男娼が出てくるが、これも伝統を重んずる京都ではなく、東京ならではだろう。


以下Wikiより転載

好色一代男』(こうしょくいちだいおとこ)は、江戸時代前期の文芸作品。井原西鶴の処女作である。8巻8冊。1682年(天和2年)、大坂の池田屋と江戸の奈良屋から同時刊行された。西鶴41歳の作品とされている。

本作品は、一人の男性(世之介)の好色で自由気ままな人生を活写することにより、庶民男性の一つの理想的な生き方を描きだすことに成功し、大人気を博した。また当時、庶民向けの草双紙と呼ばれる読み物が多く発行されていたが、本作品は、それらの草双紙の中でも官能的な色彩が濃く、かつ際だった人物描写、読者に強く訴える娯楽性により、明らかにそれまでの作品群とは一線を画すハイレベルなものだった。そのため、本作品の系統を継ぐ作品を「浮世草子」と呼び、それ以前のものを「仮名草子」と呼んで、区別されている。

本作品は、主人公・世之介の人生を、短篇のエピソード群でつないで、総じて一本の長編に表している。『源氏物語』54帖にならい、作品に描く世之介の人生を7歳から60歳までの54年間で切り取っている。一つ一つのエピソードを読むだけでも十分に鑑賞しうるが、全てを通して読むことで、より味わい深い鑑賞が可能となる。

江戸時代文学の最高峰の一つと評されることもある本作品だが、実際に読んでみると現代の感覚では官能性が非常に高く、有り体に言ってしまえばポルノグラフィである(本作品の最終エピソードの表題は「床(とこ)の責道具(せめどうぐ)」である)。
当時、草双紙の中には、各地の遊里の様子を案内する「評判記」と呼ばれるものが多く発行されていた。評判記は、高名な遊女の様子や遊里での遊び方などを取り扱っており、興味本位的な内容と言ってよかった。しかし、本作品『好色一代男』は、評判記とは大きく異なり、高名な遊女や遊里の様子を扱っていても、それは理想の生き方を描写するためのものであり、遊女や遊里そのものを描くためではなかった。また、評判記は京・大坂・江戸の遊里を中心としていたが、本作品では三都以外の遊里も数多く取り上げられている。これには、西鶴自身が放浪の旅に出て各地の遊里を訪れた経験が活かされているとする意見がある。

世之介が一生のうちに交わった人数について、「たはふれし女三千七百四十二人。小人(少年)のもてあそび七百二十五人」と作品中で書かれている。当時は男色(衆道)が庶民の間でも一般的で、特段珍しい行いではなかった。



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