座頭市喧嘩旅 大映/87分★★★★ 1963年(昭38)11月30日公開<カラー・ワイド> |
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脚本 | 犬塚稔 | 監督 | 安田公義 | |||
撮影 | 本多省三 | 音楽 | 伊福部昭 | |||
出演-勝新太郎・藤村志保・藤原礼子・吉田義夫・島田竜三・沢村宗之助・丹羽又三郎 |
「座頭市」シリーズ第5作。 市のキャラクターをほぼ決定させた記念碑的映画。娯楽映画としての水準は滅法高い。 タイトル出がかっこいい。目は見えないが耳が良く聴こえる特徴が一発で分る。三味線を交えた伊福部昭の音楽も良い。 吉田義夫の親分に乗り込んでいくシーンも、あっという間に立場が逆転してしまう事の面白さ。その他、斬り合い途中での井戸水飲みや、白握りを美味そうに頬張るシーン、子供達とのかけっこシーン等、市の可笑しさ、卑屈さ、ヤクザ本来の凄みなどを、勝新は見事に演じ分けている。このようなキャラ造形は雷蔵には無理だろう。 犬塚稔の脚本構成がしっかりしている。藤村志保のキャラが少し弱いのと、ラストの斬り合い相手のシーンがあっけなく、大ラスのすれ違う市と志保の位置関係が不明瞭なのが残念だが、一級の娯楽映画には間違いない。 |
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