座頭市果たし状 大映/82分★★★ 1968年(昭43)8月10日公開<カラー・ワイド> |
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脚本 | 直井欽哉 | 監督 | 安田公義 | |||
撮影 | 宮川一夫 | 音楽 | 鏑木創 | |||
出演-勝新太郎・待田京介・野川由美子・志村喬・三木本賀代・小松方正・土方弘・井上昭・千波丈太郎 |
「座頭市」シリーズ第18作。 今回は出だしがいま一つ。メインタイトルの出方も音楽も決まっていない。ベテラン安田公義監督の撮影宮川一夫なのに残念だ。 志村喬がやはり良い。この人には悪役は似合わない。絶対に裏切らないと思える容貌を持っている。 その息子を演じた待田京介も良い。市が志村の息子だと分かるのが、待田を斬り殺してからなのが残念。もう少し、恩人の息子を殺すしかなかった、市のヤクザ稼業の煩悩する姿を見たかった。その方が深みが出ただろう。 悪い親分を演じた土方弘が面白かった。悪親分は山形勲とか遠藤辰雄とか西村晃が定番だが、今回の親分は飄々として頼りな下げなのが、逆に面白かった。 また今回は、痛手を負って瀕死で血だらけの市の、居合抜きがかっこよかった。市が斬られて死なない事は分かっているのだが、手に汗を握る。 以下、待田京介のWiki -------------------------------------------------------------------------- 待田 京介(1936年6月22日 - )は、日本の俳優。千葉県館山市出身。 都立大泉高校卒業後、さまざまな職業に就くが俳優を志し、「俳優座養成所」「東宝芸能」を経て1958年(昭和33年)に日活へ入社する。同年、井上梅次監督の『素晴らしき男性』で石原裕次郎の弟を演じデビュー。続いて小杉勇監督の『船方さんよ』の主役に テレビドラマでは、1961年(昭和36年)7月17日より3年間に渡って放送された『月曜日の男』に主演しブレイク。1962年(昭和37年)からは東映のギャング映画や任侠映画を中心に準主演格で活躍した。大映や日活でも準主演格で登場し、数多くの映画に出演。1974年(昭和49年)にはハリウッド作品の『ザ・ヤクザ』でも印象的な役で出演、他に多くの作品で悪役・敵役も演じている。 50歳の頃に俳優を引退し、奄美大島に居を構えたが、2000年代になってまれにビデオ映画に特別出演することがある。 終戦直後、館山に住んでいた大山倍達に親が頼み込んで弟子入りした。それまで、弟子を取らなかった大山にとって一番弟子であった。館山で大山に稽古をつけられる。中学を卒業すると大山が東京に移るのを追いかけるようにして東京へ行き、池袋の大山道場で稽古に励む。 後に大山道場は極真会館と名前を変え世界有数の空手団体となっていく。大山に関するエピソードとして、正座した状態から直接ジャンプする修行を受けたことを極真会館の番組の座談会で披露して、同席した平岡正明(評論家・極真有段者)を驚かせたこともある。極真空手の映画を作るため大山から映画のプロデュースを頼まれたこともあるが、辞退している。 現在は国際空手道連盟極真会館松井派総本部顧問の肩書きも持つ。 |
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