座頭市二段斬り 大映/83分★★ 1965年(昭40)4月3日公開<カラー・ワイド> |
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脚本 | 犬塚稔 | 監督 | 井上昭 | |||
撮影 | 森田富士郎 | 音楽 | 伊福部昭 | |||
原作-子母澤寛 出演-勝新太郎・坪内ミキ子・三木のり平・加藤武・小林幸子・沢村宗之助・伊達三郎 |
「座頭市」シリーズ第10作。前主演作の「兵隊やくざ」から、わずか20日後の公開。 今回は「座頭市」正続編の犬塚稔脚本なので期待したが、まったくつまらなかった。ストイックな市はどこに行ってしまったのだろう。 初っ端、独り言で「お天道様有り難い」ってのはお人好しのおじさんだ。大事なおにぎりを落としてしまうが拾うこともなくそのまま立ち去ってしまうとは。いつから市はそんなに裕福になったんだ。 相手役は加藤武。凄みがなく小賢しさが目立つ。賭場で自ら勝負を挑んでいながら、負けると勝手に立ち去ってしまう。ちゃんと落とし前をつけない市もおかしい。 ラストの二段斬りも今ひとつ。斬り込んでくる相手を倒すのではなく、市、自ら斬り込んでいく。悪者二人を女郎屋まで引っ張っていったのは何の意味があるのか? ゲストスターとしての三木のり平の、ラスト近くの斬り合いシーンで、いつの間にか市の真似をするのが笑える。それが唯一のこの映画の救い。 |
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