座頭市地獄旅 大映/87分★★ 1965年(昭40)12月24日公開<カラー・ワイド> |
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脚本 | 伊藤大輔 | 監督 | 三隅研次 | |||
撮影 | 牧浦地志 | 音楽 | 伊福部昭 | |||
原作-子母澤寛 出演-勝新太郎・成田三樹夫・岩崎加根子・林千鶴・山本学・戸浦六宏・藤岡琢也・須賀不二男・遠藤辰雄・伊達三郎 |
「座頭市」シリーズ第12作。1966年の大映正月映画の一本。 今回は脚本が時代劇映画の巨匠、伊藤大輔ということで期待したが、今一つの出来栄え。 はっきり言ってストーリーが良くわからない。岩崎加根子が実は市に殺された男の女房らしく、戸浦六宏率いる追手と結託しているよう。その立場で岩崎は市に惹かれてしまう。その市との芝居葉もあるのだが、正直とてもつまらない。子供の破傷風の薬入手を人助けとして引き受けるのも、とってつけたよう。 最初の舟のシーンで、お馴染みの市のイカサマ博打が描かれているが、ヤクザの賭場でなく一般庶民相手に金を巻き上げるのはちょっとどうかと思う。結局巻き上げられた須賀不二男と藤岡琢也はヤクザの一員だった訳ではあるが・・・。 成田三樹夫が良い味を出している。将棋での市のやり取りも面白い。しかし最後の歩きながら詰将棋をしていて、一気に勝負に出る訳がこれまたよく分からない。かなりの交流があった二人だが、斬られた後の成田三樹夫の顔upもなく、すぐに仇討ち二人が駆けつけて斬り殺されてしまう。市に成田を斬る逡巡はなかったのだろうか・・・。 今回は詰めが甘い内容となった。 |
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