★ | 駄作 | 途中でやめたくなる |
★★ | 凡作 | 興味あれば |
★★★ | 普通 | それなりの出来 |
★★★★ | 佳作 | かなり面白い |
★★★★★ | 傑作 | 超オススメ |
「新・座頭市」Uシリーズ TVシリーズ『新・座頭市』Vは、1978年1月9日から1978年5月22日までフジテレビ系列局で放送された 勝プロダクション製作のテレビ時代劇。全19話。放送時間は毎週月曜 21:00 - 21:54。 前作「新座頭市」Tシリーズ放送終了の約半年後から放送された。 「新座頭市」Tシリーズに続いての第Uシリーズ。音楽が引き続いての村井邦彦。少々飽きてきた。 撮影は夏の真っ盛りから始まったようで、多分秋からの放送開始だったのが伸びて、翌年の1月からになっている。 Amazon Prime/時代劇専門チャンネルNET (ALL19エピソード) \550/月 |
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原作-子母沢寛/企画-久保寺生郎・角谷優/プロデューサー-西岡弘善・真田正典/音楽-村井邦彦 | |||||||||
話数 | 放送日 | サブタイトル | 通算 | 脚本 | 監督 | 撮影 | 共演者 | 星取表 | 寸評 |
1 | 1978 1/9 |
恋鴉いのち百両 | 56 | 新藤兼人 | 黒田義之 | 牧浦地志 | 小川知子、長谷川明男 高木均、鈴木康弘 |
★★★★ | 薬屋の小川知子が色っぽい。放送時間が21時からに変更となって少し描写が自由になったか。よくまとまっている。 |
2 | 1/16 | 目なし達磨に春がきた | 57 | 高橋二三 中村努 |
安田公義 | 森田富士郎 | 朝丘雪路、殿山泰司 川崎裕子、今井健二 |
★★★★★ | ベテラン安田公義監督作。芝居小屋の演出など手堅く見せる。殿山泰司の使い方もきめ細かい。娯楽作として一級品。 |
3 | 1/23 | 天保元年駕籠戦争 | 58 | 尾中洋一 | 勝新太郎 | 牧浦地志 | 根津甚八、栗田ひろみ、 風間杜夫 |
★★★★ | 勝新監督作。少し趣向の異なった回となっている。根津甚八・栗田ひろみと好演。ラストの斬り合いも見応えあり。 |
4 | 2/1 | 蛍 | 59 | 安部徹郎 | 太田昭和 | 牧浦地志 | 大竹しのぶ、柴俊夫 伊佐山ひろ子、遠藤太津朗 |
★★★★ | 大竹しのぶに当てて書かれた脚本だろう。他にも田武謙三、菅井きんなどの芸達者が揃っていて面白い。 |
5 | 2/6 | 歌声が市を斬った | 60 | 新藤兼人 | 勝新太郎 | 牧浦地志 | 中野良子、川谷拓三 待田京介、北村和夫、 |
★★★ | 勝新監督作だが技巧に走り過ぎていまひとつ。中野良子のキャラが不鮮明。なのでラストに突然現れるのも唐突感しかない。 |
6 | 2/13 | 五本の長脇差 | 61 | 久保田圭司 岩元南 |
太田昭和 | 吉田貞次 | 夏純子、山本麟一 杉本隆 |
★★ | 先が読めてしまってつまらない。5人が多すぎる。さらにせめて3人くらい死なせいと、ラストの市の殴り込みに共感を呼ばない。 |
7 | 2/20 | 遠い昔の日に | 62 | 中村努 | 勝新太郎 | 森田富士郎 | 李礼仙、石橋蓮司 草野大悟、大出俊 |
★★ | 李礼仙と市の関係が最後まで不明瞭。石橋蓮司が市を誘い出すために寺小屋で子供たちを人質にするのが強引すぎる。長回しを駆使しているが何も生まれない。 |
8 | 2/27 | そこのけ、そこのけ、あんまが通る | 63 | 棚田吾郎 中村努 |
島田開 | 森田富士郎 | 斎藤こず恵、中山麻里 工藤堅太郎、稲葉義男 |
★★★★ | 市と斉藤こず恵の交流が微笑ましい。流石に天才子役と言われただけのことはある。監督は斎藤側の指名だろうか。娯楽時代劇として十分楽しめる。 |
9 | 3/6 | まわり燈籠 | 64 | 小倉洋二 | 森一生 | 渡辺貢 | 石橋正次、内藤武敏 平泉征、小林昭二 |
★★★★ | 森一生監督作らしく完成度は高い。石橋正次が良い。賭場のイメージが少しわかりにくいが、平泉征、内藤武敏共に演技陣で見せる。 |
10 | 3/13 | 冬の海 | 65 | 勝新太郎 中村努 |
勝新太郎 | 牧浦地志 | 原田美枝子、内田朝雄 谷崎弘一 |
★★★★★ | 勝新監督作の恐らく最高傑作だろう。原田美枝子の女優としての凄さがわかる。お茶の間向けドラマの水準を超えている。牧浦地志のカメラ、太田誠一の美術も素晴らしい。この回のみ音楽が青山八郎となっている。勝新はどうしても基調となる音楽を使いたかったのだろう。 |
11 | 3/20 | 子別れ街道 | 66 | 新藤兼人 | 太田昭和 | 牧浦地志 | 范文雀、高岡健二 和崎俊哉 |
★★ | 子役は良い演技しているのだが、范文雀と高岡健二の関係が面白くない。新藤兼人脚本してはつまらない。 |
12 | 3/27 | 雨あがり | 67 | 星川清司 | 太田昭和 | 藤井秀男 | いしだあゆみ、夏八木勲 花沢徳衛、高品格 |
★★ | 市がいしだあゆみに拘る理由が明快でないのが致命的。絵で説明されないと物語にはなかなか乗れない。 |
13 | 4/10 | 忠治を売った女 | 68 | 佐藤繁子 | 黒田義之 | 藤井秀男 | 二宮さよ子、岸田森 名和宏 |
★★★★ | 寝取られた女房への愛惜を捨てられない男を、岸田森が適役で好演している。ラストに二宮さよ子との二人のアップが欲しかった。 |
14 | 4/17 | 夢に追われて阿波踊り | 69 | 田口耕三 安田公義 岩元南 |
小林正雄 | 吉田貞次 | 江波杏子、吉沢京子 小松方正、酒井修 |
★★★ | 助監督だった小林正雄の初監督作。徳島にロケへ行ってるので勝新としても力の入った回だったのだろう。江波杏子と吉沢京子の二人の女が必要だったのだろうか。どちらも中途半端で終わってしまった。 |
15 | 4/24 | 女の鈴が哭いた | 70 | 山田隆之 | 井上昭 | 藤井秀男 | 佐藤オリエ、高橋長英 蟹江敬三 |
★★★★ | 高橋長英が妻の佐藤オリエに疑念を持つのが薄すぎるが、望遠カメラの多用や、ラストの斬り合いの迫力など、普段の回とは一味違う英三となっている。シリーズ久しぶりの演出となった井上昭監督の気迫が感じられる。 |
16 | 5/1 | 裸の泣き虫役人 | 71 | 東條正年 中村努 |
井上昭 | 森田富士郎 | 坂上二郎、吉田日出子 蟹江敬三、菅貫太郎 |
★★★★ | 人の良い役人を坂上二郎が好演している。ラスト、市との絡みが欲しかった。 |
17 | 5/8 | 霜夜の女郎花 | 72 | 松尾昭 中村努 |
太田昭和 | 牧浦地志 | 音無美紀子、幸真喜子 清水紘治、江幡高志 |
★★★ | 清水紘治や江幡高志は面白いが、音無美紀子の扱いが中途半端。市はもはや救世主的な扱いになっている。 |
18 | 5/15 | こやし道 | 73 | 犬塚稔 | 太田昭和 | 森田富士郎 | 藤岡琢也、和崎俊哉 殿山泰司、菅井きん |
★★★★ | 藤岡琢也が目明きあん摩の悪人を演ずる。殿山泰司と菅井きんの悪徳夫婦もいい味出している。 |
19 | 5/22 | めの字の置きみやげ | 74 | 松尾昭 勝新太郎 |
小林正雄 | 渡辺貢 | 友加代子、渡辺篤史 原口剛 |
★★★ | ずっと助監督をしていた小林正雄の監督デビュー作。勝新が脚本に参加している。市が寺小屋に世話になる経緯が希薄。友加代子が売春する理由がわからなく、それを許す渡辺篤史との関係も分からない。子供好きな市の面を強調したかったのだろうが物足りなさが残る。子供の演出は巧い。 |
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