★ | 駄作 | 途中でやめたくなる |
★★ | 凡作 | 興味あれば |
★★★ | 普通 | それなりの出来 |
★★★★ | 佳作 | かなり面白い |
★★★★★ | 傑作 | 超オススメ |
「新・座頭市」Vシリーズ TVシリーズ『新・座頭市』Vは、1979年4月16日から1979年11月19日までフジテレビ系列局で放送された 勝プロダクション製作のテレビ時代劇。全26話。放送時間は毎週月曜 20:00 - 20:54。 前作「新座頭市」Uシリーズ放送終了の約11ヶ月後から放送された。 「新座頭市」Uシリーズに続いての第Vシリーズ。音楽が引き続いての村井邦彦だが、 回によっては冨田勲や喜太郎の曲を使っている。 Amazon Prime/時代劇専門チャンネルNET (ALL19エピソード) \550/月 |
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原作-子母沢寛/企画-久保寺生郎・角谷優/プロデューサー-西岡弘善・真田正典/音楽-村井邦彦・冨田勲・喜太郎 | |||||||||
話数 | 放送日 | サブタイトル | 通算 | 脚本 | 監督 | 撮影 | 共演者 | 星取表 | 寸評 |
1 | 1979 4/16 |
今日も行くひとり旅 | 75 | 新藤兼人 | 太田昭和 | 牧浦地志 | 浅丘ルリ子、江藤潤 菅貫太郎 |
★★ | 浅丘ルリ子と市に斬られた旦那との絆が描かれてないので、市と浅丘の関係が最後までしっくり来ない。 |
2 | 4/23 | 冬の花火 | 76 | 犬塚稔 奥村利夫 |
国原俊明 | 牧浦地志 | 財津一郎、中村七枝子 井上昭文、沖田駿一 |
★★★ | 勝新が脚本に絡んでいる。耳の不自由な少女とのふれあいがメインになっている。財津一郎の軽い演技が良い。 |
3 | 5/7 | 市の耳に子守唄 | 77 | 和久田正明 奥村利夫 |
森一生 | 渡辺貢 | 大信田礼子、菅井きん 岸田森、大林丈史 |
★★★ | この回も勝新が脚本に参加。大信田礼子の妊婦に寄り添う市。岸田森がワンシーンだけの出演だが印象的。 |
4 | 5/14 | あした斬る | 78 | 中岡京平 奥村利夫 |
勝新太郎 | 牧浦地志 | 郷ひろみ、本田博太郎 桂木梨江、飯島洋美 |
★★★★ | ゲストの郷ひろみが素晴らしい。見ているだけで惚れ惚れとする。また子役の演技の上手さにも眼を見張る。勝新の役者を見抜く目は確かだ。 |
5 | 5/21 | ふたおもて蝶の道行 | 79 | 星川清司 | 黒木和雄 | 牧浦地志 | 川谷拓三、松尾嘉代 峰岸徹 |
★★★ | 黒木和雄監督作。川谷拓三が少ししつこい。自虐的演技が過ぎて不快。松尾嘉代の立ち位置もよく分からない。市は何故ラスト、斬られると分かっていて川谷を助けなかったのか? |
6 | 5/28 | 糸ぐるま | 80 | 勝新太郎 山田隆之 |
勝新太郎 | 渡辺貢 | 緒形拳、倍賞美津子 秋山勝俊、北見治一 |
★★ | 緒形拳がゲストで勝新監督作という事で期待したが残念なできとなった。緒形に改心した役は似合わない。また倍賞美津子との関係も平坦で、ラストの抱き合いも何の感慨もなかった。 |
7 | 6/11 | ゆびきりげんまん | 81 | 佐藤繁子 中村努 |
国原俊明 | 牧浦地志 | 大谷直子、清水紘治 根岸一正 |
★★★ | 最初の過去と交錯するシーンの積み重ねは面白いが、大谷直子の役柄が今ひとつ。旅人に清水紘治の殺害を頼むシーンの変容が理解できない。 |
8 | 6/18 | 大当たり、めの一番 | 82 | 安元莞二 奥村利夫 |
国原俊明 | 渡辺貢 | 波乃久里子、草野大悟 深江章喜 |
★★ | 草野大悟の人の良さに歯ぎしりする。いつものように騙されて、市が波乃久里子と共に救ってやって、千両くじまで与えて・・・。 |
9 | 6/25 | 雨の船宿 | 83 | 中村努 | 森一生 | 渡辺貢 | 山本圭、須賀不二男 根岸とし江 |
★★★★★ | 大映のベテラン俳優、須賀不二男に森一生監督が捧げた傑作。長雨の船宿での人間模様が濃密に描かれる。ラストも粋だ。 |
10 | 7/2 | 市の茶碗 | 84 | 二州基夫 石田芳子 奥村利夫 |
太田昭和 | 渡辺貢 | いしだあゆみ、江原真二郎 曽根晴美 |
★★ | 市が陶器焼きに弟子入するのはどうかと思う。いしだあゆみも意味ない使われ方。最近は、市の「人助け漫遊記」のような構成が多い。 |
11 | 7/9 | 人情まわり舞台 | 85 | 中村努 | 黒木和雄 | 森田富士郎 | 原田芳雄、稲川順子 田武謙三 |
★★ | 原田芳雄は、以前市に世話になったらしく、必要以上にもてなす訳だが、回想も入らないので説得力が皆無。下手に出っぱなしの原田は魅力がない。 |
12 | 7/23 | 虹のかけ橋 | 86 | 佐藤繁子 | 森一生 | 牧浦地志 | 中村玉緒、蟹江敬三 荒井玉青 |
★★★ | ゲストは中村玉緒。よくある生き別れの母子物だが少しひねった構成となっていて面白い。 |
13 | 7/30 | 鬼が笑う百両みやげ | 87 | 高橋二三 奥村利夫 |
南野梅雄 | 渡辺貢 | 谷崎弘一、武原英子 赤木春恵 |
★★ | 再びの母もの。よる8時台の放送だからかラストは全てハッピーエンドなので、正直物足りない。なお音楽でのクレジットは冨田勲となっている。 |
14 | 8/6 | あんま志願 | 88 | 高橋二三 石田芳子 |
太田昭和 | 渡辺貢 | 火野正平、岩井友見 岡嶋艶子 |
★★ | 火野正平が市へ弟子入りする理由が希薄。岩井友見の演技が時代かかって見てられない。 |
15 | 8/13 | かかしっ子 | 89 | 田中利世 奥村利夫 |
国原俊明 | 牧浦地志 | 小谷真貴子、小林昭雄 殿山泰司 |
★★★★★ | 子役の演技が素晴らしい。殿山泰司他の村民たちの眼差しが暖かく描かれる。言葉を忘れた子役が、ラストに発する一言をもっと丁寧に描いて欲しかった。鬼の面よりも。 |
16 | 8/20 | 迎え火 送り火 灯篭流し | 90 | 田中利世 中村努 |
森一生 | 森田富士郎 | 倍賞美津子、待田京介 浦辺粂子 |
★★ | 市が倍賞美津子の元に訪れる理由付けがよく分からない。かつて世話になったのが待田京介とは別の人物なのか?迎え火送り火は風情があるのだが・・・。 |
17 | 8/27 | この子誰の子 | 91 | 佐藤繁子 奥村利夫 |
太田昭和 | 渡辺貢 | 藤村志保、清水康晴 蟹江敬三、江幡高志 |
★★★★ | 忌中の家から金銭騙し取る、藤村志保親子の設定が面白い。蟹江敬三と市の、お銚子取っ替えも面白い。ラストの子供が自立していく様も良い。 |
18 | 9/3 | 犬と道連れ | 92 | 中村努 | 南野梅雄 | 渡辺貢 | にしきのあきら、小野進也 梅津栄、武智豊子 |
★★★ | にしきのあきらに言い寄る武智豊子が面白い。最初、小野進也の獣医師が分かりづらい。市とにしきとの交流も今ひとつ。 |
19 | 9/10 | 静かなくらし | 93 | 星川清司 | 太田昭和 | 牧浦地志 | 二宮さよ子、河原崎次郎 小沢栄太郎、中野誠也 |
★★ | 市が小沢栄太郎の隠した千両の地図を、何故二宮さよ子に渡さないのか?根本的に整合性が取れない欠陥脚本。 |
20 | 9/17 | 祭りばやしに風車 | 94 | 石田芳子 田中利世 奥村利夫 |
田中徳三 | 牧浦地志 | 石橋蓮司、萩尾みどり 守田学哉 |
★★★★ | 石橋蓮司と萩尾みどり、そして市の長回し演技が良い。ラストがいま一つだが、ベテラン田中徳三らしい演出力で見せる。 |
21 | 10/15 | 渡世人の詩・前篇 | 95 | 中村努 奥村利夫 |
勝新太郎 | 牧浦地志 | 森繁久彌、根津甚八 小池朝雄 |
★★ | 森繁久彌が何故根津甚八に拘るのかがよくわからい。さらにラストに小池朝雄を殺す意味もわからない。一人よがりすぎて、登場人物たちに共感ができないのは致命的。 |
22 | 10/22 | 渡世人の詩・後編 | 96 | ||||||
23 | 10/29 | 不思議な旅 | 97 | 星川清司 奥村利夫 |
勝新太郎 | 牧浦地志 | 原田美枝子、小林昭二 勝村淳、藤田駿、 |
★★★★ | 前2作に続いての勝新監督作。「冬の海」以来のゲストとして原田美枝子を迎えた回。原田の三者の演じ分けが面白い。雰囲気も良いのだが、やはり物語の辻褄合わせが破綻している。ラストの、三味を引く姿が訳わからない。 |
24 | 11/5 | おてんとさん | 98 | 尾中洋一 | 太田昭和 | 渡辺貢 | 太地喜和子、中川梨絵 村田正雄 |
★★★ | 夜8時からの番組にしては珍しく、ラストで太地喜和子と子役が死ぬ。放送終了が決まって開き直ったか。囚われの市が居合がなくても反撃しないのが疑問として残る。 |
25 | 11/12 | 虹の旅 | 99 | 勅使河原宏 中村努 |
勅使河原宏 | 森田富士郎 | 中村鴈治郎、岩崎加根子 井川比佐志 |
★★★★ | 「燃えつきた地図」の勅使河原宏監督作。趣味の良い、高貴な画面が続く中、岩崎加根子と市の、情欲が突然表出。ゴールデンタイムのテレビ番組としては異例。真夏の撮影だったはずだが、あまりにも生々しいので放送終了を見越して温存していたのではないだろうか。中村雁治郎が痩せていて、少し元気がないのが残念だ。 |
26 | 11/19 | 夢の旅 | 100 | 勅使河原宏 中村努 |
勅使河原宏 | 森田富士郎 | 観世栄夫、大川修 辻萬長 |
★★★★ | ほとんどが市の開眼した夢のイメージとなっている。お茶の間は度肝を抜かれたのでは。フジデレビ側も勝新なら仕方ないと諦めた事だろう。ほとんど実験映画のような構成で、勝新の意地の最後っ屁を見せられた。 |
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