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勝新と雷蔵

優・勝新太郎と市川雷蔵についての個人的考察
同じ年に生まれ同じ作品でデビュー

19才の冬、京都の撮影所で勝新を生で見た
座頭市の扮装をして暖をとっていた
その姿は「孤高の市」だった・・・

勝新主演 TV版シリーズ

 ★ 駄作  途中でやめたくなる
 ★★  凡作  興味あれば
 ★★★  普通  それなりの出来
 ★★★★  佳作  かなり面白い
 ★★★★★  傑作  超オススメ

「拝啓 渥美清 様」
<俳優渥美清の映画に関しての個人的考察サイト>


 座頭市物語
TVシリーズ『座頭市物語』は、1974年10月3日から1975年4月17日までフジテレビ系列局で放送された
勝プロダクション製作のテレビ時代劇。全26話。放送時間は毎週木曜 20:00 - 20:55。

劇場用映画『座頭市』シリーズ初のテレビドラマ化作品で、フジテレビ開局15周年記念番組として製作された。

半年間、26話の一話完結物の製作はかなりハードではなかったのだろうか。毎回、大物ゲストと準ゲストが二人の配役。
監督は森一生4本、黒田義之5本、三隅研次2本、安田公義2本、田中徳三2本、井上昭3本、倉田準二1本、
そして勝新太郎5本となっている。撮影は牧浦地志と森田富士郎の二人がほぼ交互に担当している。


Amazon Prime/時代劇専門チャンネルNET

(ALL26エピソード)
\550/月
原作-子母沢寛/企画-久保寺生郎・角谷優/プロデューサー-西岡弘善・真田正典/音楽-冨田勲  
話数 放送日 サブタイトル  通算 脚本 監督 撮影 共演者  星取表  寸評
1 1974
10/3
のるかそるかの正念場  1 高岩肇 森一生 森田富士郎 中村勘右衛門・津川雅彦
土田早苗・堺左千夫
 ★★★   TV版「座頭市」第1話。元渡世人役の中村翫右衛門が良い。ネチッこい津川雅彦も魅力的。映画と違いテレビフレームを意識してか、顔のアップ画面が多いのが鼻についた。
2 10/10 子守唄に咲いた女郎花  2 直井欽哉 黒田義之 森田富士郎 中村玉緒・坂上忍
江原真二郎・小松方正
 ★★★★  監督は「大魔神」などの特撮や「子連れ狼」などを演出した黒田義之。子役で出演の坂上忍が好演している。望遠を多用した撮影も素晴らしい。市のコミカルな面を強調した回となっている。
3 10/17 祥月命日たのちの鐘  3 高橋二三 勝新太郎 牧浦地志 北大路欣也・今出川西紀・江幡高志
青山良彦・チャンバラトリオ
 ★★★  勝新太郎監督。「悪名縄張り荒らし」で共演した北大路欣也が出演。映画と違って凝った画面づくりは少なく、フツー。その分、勝新演出作品としては物足りない。
4 10/24 縛られ観音ゆきずり旅  4 浅井昭三郎 三隅研次 牧浦地志 太地喜和子・和田浩治
峰岸龍之介・藤原釜足
 ★★★★  監督は劇場版を数多く演出した三隅研次。殺陣シーンに見応えあり。太地喜和子は勝新のお気に入りのようだがイマイチ。和田浩治はホンワカしていて軽妙さが良い。峰岸龍之介の悪役ぶりが面白く、絶命シーンも力演している。
5 10/31 情け知らずが情けに泣いた  5 池田一朗 安田公義 森田富士郎 黒沢年男・市毛良枝
常田富士男・富田仲次郎
★★ 刺客役で黒沢年男が出演。市との交流が描かれるが、ラストの対決では何も逡巡描かれず。脚本のツメが弱い。大ラスの市毛良枝の素通りもご都合主義的。大映のベテラン安田公義監督にしては完成度が低い。
6 11/7 どしゃぶり  6 星川清司 田中徳三 森田富士郎 朝丘雪路・成田三樹夫
長谷川明男・藤岡重慶
  ★★★  監督は劇場作品を多く手掛けてきた田中徳三。この回は大映京都スタッフの雨降らしのシーンが圧巻。題名のごとく「どしゃ降り」。成田三樹夫があっけなく殺されてしまうのが弱い。
7 11/14 市に鳥がとまった  7 池田一朗 田中徳三 牧浦地志 石原裕次郎・山本麟一
酒井修・名和宏
 ★★★★  石原裕次郎がいい味を出している。凡庸の中に鋭意さを持っている。山本麟一、酒井修もそれぞれ適役。ラストの「市に鳥がとまった」場面も、決まっている。
8 11/21 忘れ時の花  8 奥村利夫
東条正年
勝新太郎 森田富士郎 十朱幸代・山城新伍
千波丈太郎・武智豊子
★★   勝新監督作。脚本も本名の奥村利夫名で執筆しているが、構成が弱い。人物の感情の流れが所々断絶して筋運び優先になっている。十朱幸代の初登場シーンは面白いのだが、その後どうして一緒に住むようになったかの、経緯が描かれていない。山城新伍の役もあっけなく殺されて、中途半端。
9 11/28 二人座頭市  9 高橋二三 勝新太郎 森田富士郎 植木等・浜木綿子
遠藤太津朗・宮口二郎
★★★   シリーズ物では一度は使うネタ。植木等の座頭市は、卑屈さが目立ってあまり笑えない。浜木綿子の悪女ぶりが面白い。
10 12/5 やぐら太鼓が風に哭いた  10 直井欽哉 田中徳三 森田富士郎 中村光輝・神山繁
中谷一郎・中丸忠雄
 ★★★  1969年の大河ドラマ「天と地と」の子役で注目された、二代目中村歌昇の次男、中村光輝が関取の役で出演。市との珍道中で生き別れの父との再会を果たす。冨田勲の音楽が良い。
11 12/12 木曽路のつむじ風  11 浅井昭三郎 黒田義之 牧浦地志 本郷功次郎・木村功
石橋蓮司・杉田景子
 ★★  今回は市の出番は少なく、木村功演ずる医者と、鉄砲撃ちの本郷功次郎がメイン。本郷のキャラが薄っぺら過ぎた。
12 12/26 やわ肌仁義  12 高岩肇 倉田準二 牧浦地志 上月昇・春川ますみ
井上昭文・蟹江敬三
 ★★★  宝塚スターだった上月晃がゲスト出演。井上昭文と春川ますみとの痴話喧嘩のエピソードなど、それまでの回と違い派手な殺陣さばきはないが、人情物として面白く見れた。監督は東映出身で「ワタリ」「赤影」などを演出した倉田準二。
13 1975
1/9
潮風に舞った千両くじ  13 直井欽哉
原田順夫
井上昭 牧浦地志 原田芳雄・武原英子
小池朝雄・赤座美代子
 ★★★★ 監督は大映の「忍びの者」シリーズを演出した井上昭。この回は市は助演扱いで、原田芳雄が主役。妹の武原英子、元女房の赤座美代子、その愛人となった小池朝雄。それぞれの執着心が絡み合い面白い。静止画を効果的に使った映像処理も見事。見応えあり。
14 1/16 赤ン坊喧嘩旅  14 奥村利夫 勝新太郎 森田富士郎 大谷直子・岸田森
中山仁・志賀勝
★★   勝新監督。「二人座頭市」と同じく劇場シリーズでも使われたネタ、赤ん坊との二人旅。物語も酷似している。しかし「やくざ絶唱」で共演した大谷直子は精彩なく、岸田森も中山仁も今ひとつだった。
15 1/23 めんない鴉の祭り唄  15 直井欽哉
原田順夫
森一生 森田富士郎 松坂慶子・浜畑賢吉
西村晃・下條アトム
★★★   この回は悪親分が登場しない。松坂・浜畑・西村・下條とみんな良い人たち。少し物足りないがこんな回があっても良いだろう。
16 1/30 赤城おろし  16 直井欽哉
原田順夫
勝新太郎 牧浦地志 辰巳柳太郎・池玲子
梅宮辰夫・清水将夫
★★★★★  勝新監督。今回の国定忠治ネタは、1964年公開「座頭市千両首」での焼き直しとなっている。しかし、辰巳柳太郎演ずる忠治の、朽ち果てていく美学の描写は映画を凌いで素晴らしい出来となっている。池玲子、清水将夫も良い演技をしている。印象的なラストカットを含めてシリーズ中での傑作となった。
17 2/6 花嫁峠に夕陽は燃えた  17 山田隆之 森一生 牧浦地志 紀比呂子・井川比佐志
浜田光夫・郷^治
 ★★★★  井川比佐志演ずる公儀隠密が良い。市もそれを理解して共闘する。悪代官様に虐げられる農民を助ける、勧善懲悪ストーリーだが、王道の面白さがある。
18 2/13 すっとび道中  18 池田一朗 黒田義之 牧浦地志 中村嘉葎雄・横山リエ
土方弘・海原千里・万里
 ★★  中村嘉葎雄が仲々良い適役なのだが、市が中村に加担する理由が描かれていないのが弱い。ゲストの海原千里・万里が面白い。
19 2/20 故郷に虹を見た  19 池田一朗
東条正年
井上昭 森田富士郎 藤田まこと・真野響子
河原崎建三・織本順吉
★★  ゲストの藤田まことは良い味を出しているのだが、ストーリーが分かりづらく最後まで乗れなかった。市はほとんど居合抜きシーンの見事さを誇示する為の出番。
20 2/27 女親分と狼たち  20 高橋二三 森一生 牧浦地志 ミヤコ蝶々・佐藤慶
山本圭・三浦真弓
 ★★★  ミヤコ蝶々演ずる女親分の、実子と愛弟子の確執を描く。佐藤慶と山本圭のラストの同士討ちが面白い。市は黒子に徹している。
21 3/6 湖に咲いたこぼれ花  21 高橋二三
中村努
井上昭 牧浦地志 林与一・小川知子
津山登志子・成瀬昌彦
 ★★★  林与一は適役なのだが小川知子演ずる遊女の役が弱い。津山登志子も含めて騙された女側の気持ちがハッキリと描き切れていないので、騙されたまま愛し続けるのか、騙されたの分かった上でも愛し続けるのか、不明なので溜飲下がらない。
22 3/13 父と子の詩  22 高橋二三
宮嶋八茂
黒田義之 森田富士郎 田村高廣・田中邦衛
高沢順子・稲葉義男
 ★★★  田村高廣と息子との関係が最初にはっきりと描かれていないので、副題のテーマは最後まで見えなかった。ただ、田村の息子を助けに走る姿、剣戟のシーンは、父親の阪東妻三郎の「血煙高田の馬場」を想起させて素晴らしい。
23 3/20 心中あいや節  23 星田正郎 勝新太郎 森田富士郎 浅丘ルリ子・吉沢京子
石橋蓮司・加藤嘉・松平健
★★★★★   勝新監督作の傑作。はなれ瞽女の悲恋がテーマ。映画「はなれ瞽女おりん」より2年前の製作。セリフを極力排して映像のみで語る姿勢が素晴らしい。放送当時、一家団欒でテレビを見ていた視聴者は度肝を抜かれたのではないだろうか。音楽も良い。三味線の名手だった勝新の思い入れがヒシヒシと伝わってくる。
24 3/27 信濃路に春は近い  24 犬塚稔
内海一晃
安田公義 牧浦地志 芦屋雁之助・香野百合子
和崎俊哉・新橋耐子
 ★★★  良家のお嬢様との道中記。よくある話だが、その分安心してみていられる。ゲストは芦屋雁之助だが、もうちょっと見せ場が欲しかった。あれなら他の役者が演じてもあまり変わらない。
25 4/3 渡世人  25 内海一晃 黒田義之 森田富士郎 近藤正臣・新克利
真木洋子・今井健二
 ★★★  一宿一飯の義理に縛られた渡世人の悲哀がテーマ。真木洋子をもう少し有効活用してほしかった。今井健二の演技が光る。
26 4/17 ひとり旅  26 直井欽哉 三隅研次 牧浦地志 中村雁治郎・竹脇無我
由美かおる・中尾彬
 ★★★  勝新の義父にあたる中村雁治郎が相変わらずの好演。市の首を付け狙う役に竹脇無我。悪人役は珍しいが堂に入っている。中村が市の代わりに変装して寺を出るのが唐突。命をかける覚悟の描写がないので、その後のエンディングも胸に迫ってこない。



<参考 Wikipedia>

 
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